結婚したらパート?それとも正社員で復帰?生涯収入は大きく変わる!もしかしたら1億円損するかも!
2016/03/30
女性のみなさんは結婚、出産のタイミングで退職したり休職するケースが多いと思いますが、その後の計画はご家族で話し合っていますか?ご主人の収入だけでも生活できるなら子どもが大きくなってからと考えている方も多いかもしれません。
でもちょっと待ってください。女性の生涯賃金って考えたことはありますか?働き方によっては生涯で1億円以上!の収入差が生まれます。ご主人がそこそこ収入が良い場合でも1億以上の金額を上乗せするのは困難です。お子さんとで一緒に過ごす時間を大切にしたい場合などは時間的な制限が出るかもしれませんが夫婦で協力して奥様も正社員で働ける状況を作り出せないか検討してみることは大切です。
仕事の仕方で生涯賃金、家庭の収入は大きく変わる!
子どもが小さく手がかかるうちは仕事をセーブして大きくなってからゆっくり考えようと思っている方もいらっしゃると思いますが生涯の収入という長い視点から考えておくことも重要です。
大卒で就職し、結婚、出産後も正社員として働き続けると生涯賃金は一般的に見積もって約1.5~2億円、それに対し出産を機にパートや派遣などで働いた場合は約8千万~1億円と大きな差が出ます。30歳で専業主婦になり再就職しない場合は約3千万円とさらにその差は広がります。
これは正社員の場合は昇給やボーナス、退職金が見込めるためで、パート、非正規社員の場合は昇給のチャンスに恵まれず、同じ職場で定年まで働き続ける事自体が困難なためです。
育児と仕事を両立するには家族の協力が必要です
出産時に正社員で働いていれば健康保険組合や雇用保険からの各種手当がもらえます。育児休業中であればもらえるはずのお金が出産前に退職してしまうと全くもらえないという事態になります。出産前後は体がきついこともあるでしょうしご家族も心配だと思いますが今は男性の育休も徐々に取りやすくなってきています。うまく制度を利用して協力できるかご主人も検討してみましょう。
奥様がフルタイムで働くことに不安を感じる方も多いでしょうが、仮にご主人の仕事を多少調整してでも夫婦で正社員として働いていたほうが前述のとおり家庭の収入は大幅にアップします。1億円の損失の可能性があると考えれば頑張れるのではないでしょうか?
もちろん会社の制度や家庭環境、健康上の理由などで皆さんが同じであるとは言えませんが色々なケースを想定して前もって話し合っておきましょう。