理想の〇〇像を追うのは辛い
2016/11/30
街がイルミネーションでキラキラする季節になってまいりました。そのせいか街ゆく人も心なしか浮かれてキラキラしているようにも見えます。
ところで皆さんは「自分磨き」してますか?ダイエットでハッピー目指したり、オシャレに見せたり、英語が喋れてスマートに、料理上手に、等々目指すものは様々だと思いますが磨く部分が多すぎて何を目指せばいいのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。
理想の○○を追うことの辛さ
男性であれば「理想の彼氏」や「理想の上司」であったり、イクメンが定着してきて「理想の父親」も求められるのでしょうか。父親から育児を受けた覚えもないのにイクメンが当たり前になり、残業や休日出勤をしても育児に積極的に関わり、疲れが抜けないまままた仕事へ向かう。
女性も大変でしょう。仕事場でも女性活躍推進によって女性であっても「理想の上司」であり、部下や同僚、取引先の目があるためさらに「理想の女性」を目指し、家に帰れば教育熱心な「理想の母親」、ママ友やご近所に負けたくないという思いからか「理想の妻」(理想の夫婦?)を目指し息つく暇もないという過酷な状況に陥っていませんか?
実際に複数の「理想の○○」を実現するには途方もない時間と労力が必要です。そうそうお金もですね。でも全部できたらパーフェクトヒューマンですよ。例えば仕事と育児の理想を実現するなら夫婦二人ともに職場の制度が整っていて収入が十分に有り、お互いの理解と協力が得られる状況じゃないと厳しいですよね。そんな状況を実現できるご家庭はどのくらいあるのでしょう?我が家では実現不可能ですねぇ。
「理想の○○」が実現できない場合は皆さんどうしてるんでしょう?
やりがちなのは「ごまかしちゃえ!」から始まるのですがウソが積み重なり、最後に化けの皮が剥がれ、周囲の人が遠のいていくとか、ウソがばれてハメられるとか。そんな生活は疲れませんか?全てにおいて「理想の○○」を追うのは苦行ですよ?
もちろん目標を持って頑張るのは素晴らしいですし大切なことだと思います。また理想的な人になりたいと心から望んでいる方も数多くいます。でも逃げ場がないとつぶれてしまいます。完璧にできなくても自分を責めるのはやめましょう。男らしくスマートで部下に理解があり、仕事をバリバリこなし、家に帰れば育児に熱心で、スポーツもできて妻にも優しい男性・女性らしくメイクは完璧、仕事をこなしながらも面倒見がよく後輩からの憧れの存在で、きれいなママであり、ご近所ともうまくやりつつインスタにおしゃれな写真をアップ!なんてのはなかなか実現できません。
時には自分に甘くすることも大切
理想を実現するのに人と比べる必要はありません。うまくできなくても自分を許してあげましょう。オンオフをうまく切り替えながらぜひ「理想の○○」を目指してください。たくさんの理想は追わなくてもいいと思います。一つの目標に一生懸命になればそれだけで貴方の魅力はアップします。でも疲れた時は一人になれる場所とか時間を作ったりして逃げ場は確保しておきましょうね。仕事帰りにちょっと寄れるバーとかコーヒーショップとか、リフレッシュできる公園を散策してみるとか。思い切って休みを取って温泉行ってだらだら過ごしてみるとか。
他人から見てではなく自分の理想が実現できたとか大事な人にとっての理想の人になれればいいと思います。
注意すべきは何かと言い訳を見つけて自分に甘々では何も実現できませんよ。